内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」

「函館真昆布」イベントを開催しました(2024.1.21)

 函館マリカルチャープロジェクトでは、1月21日(日)に函館国際ホテルにおいて「魅力再発見。世界に誇る『函館真昆布』」と題してイベントを開催し、漁業関係者や一般市民など約170人の方にご参加いただきました。

 このイベントは、平成29年から「函館真昆布」の統一ブランド名でPRしている真昆布の価値と魅力を多くの方にご理解いただくとともに、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されている「和食」文化を支える昆布に関する情報を紹介することで昆布の消費拡大への機運を高めることを目的として開催しました。
 イベントは、大泉 潤 函館市長の主催者挨拶に始まり、その後の基調講演では、フォトジャーナリストの森枝 卓士 氏より「日本の食文化と『函館真昆布』」と題してご講演をいただきました。

 次に、東京・青山の日本料理「てのしま」店主の林 亮平 氏が真昆布を使って調理した「帆立とゆり根真蒸の煮物椀」と、函館国際ホテルの木村 史能 総料理長から「『函館真昆布』を取り入れた身近なオリジナルメニュー・4種盛り合わせ」が参加者に提供され、両氏により提供料理における真昆布の魅力やレシピを紹介していただきました。

 休憩を挟んで、「『函館真昆布』の持つ可能性と課題」をテーマにパネルディスカッションが行われ、一般社団法人Chefs for the Blue代表理事である佐々木 ひろこ 氏がモデレータを務め、パネリストの大阪・空堀の有限会社こんぶ土居代表取締役の土居 純一 氏、日本料理「てのしま」店主の林 亮平 氏、北海道立工業技術センター長の安井 肇 氏の3氏をパネリストとして、「函館真昆布」の持つポテンシャル、直面する課題および未来について議論していただきました。
 また、パネルディスカッションの終わりでは、東京・紀尾井町のミシュラン2つ☆のレストラン「MAS(マス)」のヘッドシェフであるサンティアゴ・フェルナンデス 氏から届けられたビデオメッセージが上映されました。

 最後に、本プロジェクトの事業責任者である一般財団法人函館国際水産・海洋都市推進機構の嵯峨 直恆 推進機構長から閉会挨拶があり、インベントを終了しました。
 終了後には、最後まで参加していただいた大泉市長がシェフの方や関係者と意見交換をする場面や、あちらこちらで名刺交換が行われるなど、「函館真昆布」による繋がりが広がるイベントになりました。
 本イベントにご来場いただいた皆さま、ご出演していただいた皆さま、誠にありがとうございました。