内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」

函館市水産産学連携交流会でプロジェクトの研究内容を発表しました(2023.2.20,21)

 令和5年2月20日(月)に函館市南茅部総合センターにて、21日(火)には函館市戸井西部総合センターにおいて開催された「令和4年度(2022年度)函館市水産産学連携交流会」において、本プロジェクトのサーモン研究部会及びコンブ研究部会に所属する研究者の方々が研究内容及び進捗状況等について発表しました。
 南茅部総合センター会場には約60人、戸井西部総合センターには約50人の漁業関係者などの出席があり、両会場ともに発表後の質疑・意見交換では、地元漁業者の方々などから、浜の現状や本プロジェクトの研究内容等への質問や意見等が多くありましたが、陪席したコンブ研究部会長の北海道大学大学院水産科学研究院の水田 浩之 教授や講演した講師から丁寧な説明があり、「地域漁業のニーズ等の情報に関する相互に共有し活用することを目的とする」趣旨に適った交流会となりました。

〇令和5年2月20日(月) 14時~
(1)テーマ:促成コンブ養殖技術の改良と課題
   講師:地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 函館水産試験場
       調査研究部 管理増殖グループ 研究主幹 秋野 秀樹
(2)テーマ:天然コンブ繁茂研究について
   講師:株式会社エコニクス 自然環境部
       海域担当チーム チーフコンサルタント 大島 広幹
(3)テーマ:函館真昆布の加工利用についての新たな取り組みについて
   講師:北海道立工業技術センター 研究開発部
       部長 小西 靖之
(4)テーマ:キングサーモン完全養殖技術研究について
   講師:一般財団法人 函館国際水産・海洋都市推進機構 調査・研究部門
       連携研究員主任 安部 智貴

〇令和5年2月21日(火) 14時~
(1)テーマ:促成コンブ養殖技術の改良と課題
   講師:地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 函館水産試験場
       調査研究部 管理増殖グループ 研究主幹 秋野 秀樹
(2)テーマ:天然コンブ回復において手間と時間をかけることの重要性
   講師:北海道大学大学院水産科学研究院 海洋生物資源科学部門
       海洋共生学分野 助教 秋田 晋吾
(3)テーマ:コンブ漁業陸上作業工程改善 ※
   講師:トヨタ自動車北海道株式会社 アドバンスドBC企画推進室
       チーフエキスパート 花田 恭之 氏
(4)テーマ:津軽海峡の海洋環境の変化について ※
   講師:国立研究開発法人 海洋研究開発機構
       むつ研究所 研究所長 佐々木 建一 氏
(注)※印は本プロジェクト以外の発表内容