内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」

令和4年度日本水産増殖学会第20回大会の一般公開シンポジウムにおいてプロジェクトを紹介しました(2022.12.3)

 令和4年12月3日(土)に,北海道大学函館キャンパスを会場として開催された「令和4年度日本水産増殖学会第20回大会」において,『津軽海峡圏のコンブ・サーモン増養殖のこれまでとこれから』と題した一般公開シンポジウムが行われました。
 このシンポジウムは,日本水産増殖学会の主催,北海道大学地域水産業共創センターの共催で開催されたものであり,本プロジェクトの内容を知っていただく良い機会となりました。
 講演では,マコンブ養殖研究について北海道大学大学院水産科学研究院の水田浩之 教授が,サーモン養殖研究についてはサーモン研究部会長の同研究院の藤本貴史 准教授から説明がありました。
 また,産学官連携の成功例等として,本プロジェクトの副事業責任者である北海道立工業技術センターの安井肇 センター長から函館圏におけるガゴメコンブの事例が,北海道大学地域水産業共創センターの福田覚 教授からは青森県におけるサーモン養殖の事例の紹介がありました。
 最後の質疑応答では,会場から「銀ザケ養殖ではなく,なぜキングサーモン養殖なのか?」などの質問があり,藤本准教授からは「何処にもないサーモンを作りたいこと」「キングサーモンはブランド力を持っていること」「オリジナルの種苗を作ることができる環境があること」など,本事業の優位性について説明がありました。