内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」

JICA課題別研修においてプロジェクト概要等を紹介しました(2025.7.15)

 7月15日(火)に、北海道大学水産学部が実施する独立行政法人国際協力機構(JICA)の「水産業を核とするブルーエコノミーのための持続可能な小規模漁業(アカデミックコース)」の課題別研修に参加するカーボベルデおよびモルディブの政府職員の方2名他が、函館市内の水産関連施設見学の一環として函館市国際水産・海洋総合研究センターに来訪しました。
 (一財)函館国際水産・海洋都市推進機構が作成した函館国際水産・海洋都市構想と海洋研究センターの概要及び本プロジェクトの概要等に関する英語のナレーション入りスライドと英語版のプロジェクトPR映像を視聴し、同行する通訳の方を介して質疑応答を行いました。
 質疑応答では、同機構の川村事務局長が質問に答えましたが、キングサーモン完全養殖に強い関心を持ったようで、養殖の生残率や選抜育種、完全養殖の規模や課題および販路等について、また、地球温暖化による水産養殖への影響などに関する質問が出されるなど、有意義な議論が行われました。
 次いで地方独立行政法人北海道立総合研究機構函館水産試験場の馬場シニアアドバイザーから道総研の組織概要と函館水試の研究内容等について英語による説明があり、ナマコ に関する質疑応答を行いました。
 その後、海洋研究センターの見学が行われ、キングサーモン若魚の展示水槽での餌やり 体験や実験水槽室でのスルメイカ飼育などを見学した後、2階の入居機関スペースや4階 の展望ロビーにもご案内し、最後は一同揃っての記念撮影を行いました。