内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」

養殖キングサーモン試食会を開催しました(2025.7.4)

 函館マリカルチャープロジェクトでは、令和4年度から内閣府の「地方大学・地域産業創生交付金」を活用してキングサーモン完全養殖研究に取り組んでいますが、令和4年生まれの人工種苗による漁港内海面養殖試験を終え、6月30日に初水揚げを行いました。
 7月4日には、函館市内漁業協同組合、行政機関、函館市議会および内閣府地方創生推進事務局参事官補佐、函館市長および北海道大学総長などプロジェクト関係者により、函館市国際水産・海洋総合研究センターにおいて「養殖キングサーモン試食会」を開催し、参加者による味の評価を実施しました。
 試食会の開催にあたり、大泉函館市長から主催者挨拶があり、その後、本プロジェクト 事業責任者である(一財)函館国際水産・海洋都市推進機構の嵯峨推進機構長から養殖の概要説明と養殖に携わった若手関係者への謝意が述べられました。

 次に、サーモン研究部会の藤本部会長(北海道大学大学院水産科学研究院 教授)から試食会に供した養殖キングサーモンなどについての説明と、函館市企画部水産海洋・高等教育担当の薮下課長から料理の説明があった後に、試食料理の実食が始まりました。
 試食料理の調理は四季海鮮「旬花」が担い、養殖キングサーモンの背身と腹身の2種類を使った刺し身、生寿司および塩焼き、また、土佐衣揚げ、グラタンおよびサーモンマリネを詰めたお弁当およびキングサーモンあら汁が供されました。

 試食会の最後には、寳金北海道大学総長と藤澤内閣府地方創生推進事務局参事官補佐から講評をいただきました。大泉函館市長のコメントでは「素晴らしい味で太鼓判を押せます。新しいブランドの誕生だと思って,もっと多くの人に食べてもらえるように事業を進 めていきます。」と、試食したキングサーモンの味に感動した様子で語っていました。