内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」

JICA研修生にプロジェクトを紹介しました(2024.9.2)

 9月2日(月)に、北海道大学水産学部が独立行政法人国際協力機構(JICA)から委託を受けて実施の国際研修「水産資源の持続的利用とバリューチェーン開発」の研修コースが函館 市国際水産・海洋総合研究センターで実施されました。
 今回の研修は、北海道大学地域水産業共創センターが実施を担当する研修であり、日本における水産資源の持続的利用とバリューチェーン開発の取組みを紹介・議論し、研修生に自国での取組みの参考としてもらい、そのプランを共有していくことを企図しています。
 フィリッピンやカメルーンなどから参加の9名の研修生に対して、函館国際水産・海洋 都市構想と海洋研究センターの概要及び本プロジェクトの概要の英語のナレーションが入った映像により説明し、研修生からの質問に対して(一財)函館国際水産・海洋都市推進機構の川村事務局長が担当して説明を行った後に、本プロジェクトの取組み状況等を約10分にまとめた英語版のPR映像を視聴していただきました。
 また、同推進機構の安部連携研究員主任からサーモン完全養殖研究の概要を、地方独立行政法人北海道立総合研究機構函館水産試験場の秋野研究主幹からはコンブ完全養殖研究の概要について、説明しました。
 それぞれの説明後には、魚類養殖や海藻養殖に関して多くの質問があり、活発な議論が 行われ、最後は館内見学を実施して海洋研究センターでの研修を終えました。