内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」

函館市水産産学連携交流会でプロジェクトの研究内容を発表しました(2024.3.6,7)

 令和6年3月6日(水)に函館市戸井西部総合センター、7日(木)には函館市南茅部総合センターにおいて開催された「令和5年度(2023年度)函館市水産産学連携交流会」において、本プロジェクトのサーモン研究部会及びコンブ研究部会に所属する研究者の方々が研究内容等について発表しました。
 戸井西部総合センター会場には約45人、南茅部総合センター会場には約50人の漁業関係者などの出席があり、両会場ともに発表後の質疑・意見交換では地元漁業者の方から、養殖技術、ウニの食害や高水温耐性の種苗開発などコンブに関する質問が出されるなど、本 プロジェクト研究に対する関心の高さが伺え、「地域漁業のニーズ等の情報に関する相互に共有し活用することを目的とする」趣旨に適った交流会となりました。

〇令和6年3月6日(水) 14時~
(1)テーマ:2023年の採苗状況と新たな促成養手法の効果
   講師:地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 函館水産試験場
       調査研究部 管理増殖グループ 研究主幹 秋野 秀樹
(2)テーマ:津軽暖流流量の再評価 ※
   講師:地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 中央水産試験場
       資源管理部 海洋環境グループ 研究主幹 西田 芳則 氏
(3)テーマ:生鮮コンブの利用性検討
   講師:北海道立工業技術センター 研究開発部
       部長 木下 康宣
(4)テーマ:養殖コンブ漁業陸上作業工程改善 ※
   講師:トヨタ自動車北海道株式会社 アドバンスト企画推進室
       チーフエキスパート 花田 恭之 氏

〇令和6年3月7日(木) 14時~
(1)テーマ:2023年の採苗状況と新たな促成養手法の効果
   講師:地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 函館水産試験場
       調査研究部管理増殖グループ 研究主幹 秋野 秀樹
(2)テーマ:令和5年度道南太平洋の海況 ※
   講師:地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 中央水産試験場
       資源管理部 海洋環境グループ 研究主幹 西田 芳則 氏
(3)テーマ:天然コンブ・ウニ・ヒトの持続的共生に向けて
   講師:北海道大学大学院水産科学研究院海洋応用生命科学部門
       育種生物学分野 教授 水田 浩之
(4)テーマ:キングサーモン完全養殖技術研究について
   講師:一般財団法人 函館国際水産・海洋都市推進機構 調査・研究部門
       連携研究員主任 安部 智貴
 
(注)※印は本プロジェクト以外の発表内容