サーモン研究部会の第4回「サーモン勉強会」を開催しました(2023.2.16)
令和5年2月16日(木)に、北海道大学函館キャンパス管理研究棟6階大会議室において、サーモン研究部会が企画する第4回「サーモン勉強会」が行われました。
今回の勉強会は「ブル―カーボン及びLCA(Life Cycle Assessment)」をテーマとして開催され、約25名のプロジェクト関係者と北海道大学の大学院生の参加がありました。
勉強会は、北海道大学地域水産業共創センターの三瓶 真 特定専門職員の司会により進められ、最初は、笹川平和財団海洋政策研究所海洋政策研究部の渡邉 敦 上席研究員から「ブルーカーボンやカーボンクレジットに係る国内外の状況について」と題してご講演をいただき、「ブルーカーボン生態系として海藻は重要」「コンブと言えば北海道、函館地域は高いポテンシャル有り」「コンブ養殖の期待が大きい」「ブルーカーボンを増やすにはコンブ養殖がカギ」などについて、ご説明をいただきました。
次に、宮城県水産林政部水産業基盤整備課の渡邊一仁 技術主任主査から「水産LCAの基礎とブルーカーボンについて」と題して講演をいただき、「LCAの重要性・必要性」「LCAの流れ」「LCAを行うには目的と範囲の設定をしっかり定義」「宮城県ブルーカーボンプロジェクト」などについて、ご説明をしていただきました。
最後は、北海道大学大学院水産科学研究院の高橋勇樹 助教から「サケ養殖とコンブの複合によるRCN養殖~シミュレーションによる検討~」と題してご講演をいただき、サケ類の完全養殖サイクルを対象としてCO2排出量のモデル化を試みることで、マリカルプロジェクトが目指すRCN養殖の今後の検討課題等について,ご説明をいただきました。
昨年12月2日(金)に第1回目を開催した「サーモン勉強会」は、今回の第4回をもって本年度の開催を終了しました。