内閣府「地方大学・地域産業創生交付金事業」

成熟誘導で作出したマコンブ種苗がすくすくと生長しています!(2023.1.6)

 昨年9月上旬より戸井漁業協同組合・種苗センターにおいて、成熟誘導(人工的に子嚢班[胞子をつくる組織]を形成させる技術)した天然マコンブ及び促成マコンブを母藻として採苗作業を行い、種苗生産を開始しました。
 その後、沖出し及び種付けを経て海面での種苗育成試験が開始されました。
 本年1月6日に、戸井漁協小安支所の皆様にご協力いただき、戸井・小安漁港の沖合いに設置の養成綱での調査を行い、成熟誘導を用いた天然マコンブ及び促成マコンブの種苗と、従来法により採苗した天然マコンブの種苗の生長状況を追跡しました。
 調査では、それぞれの種苗を観察し、成熟誘導で作出した種苗と従来法の種苗の生長を確認しました。
 今後も、成熟誘導で作出した各種種苗と、従来法による種苗の海中での生長を比較する養殖試験を継続して行っていく予定です。

◎マコンブ種苗生長状況調査の様子